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鳩待峠
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おはようございます、がんばるぞ
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沼田観光タクシーは登山客に好意的で、僕ら5人とアタックザック5つを普通車一台で事も無げに鳩待峠まで運び上げてくれた。17,000円。朝の鳩待峠には、夏のレジャーを楽しむ家族連れも見られたが、今年は天候不順なせいか予想ほどの賑わいはない。体操をして出発する。さくさく歩いて山の鼻から尾瀬ガ原に出る。一面の湿原に珍しい花が咲き乱れて、尾瀬ガ原はさすがである。ルンルン気分で木道を歩いてゆく。須藤はビデオを撮ってくれている。本邦初(?)のヤブ漕ぎビデオのプロローグである。
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| 尾瀬ガ原 | |
予定通り、鳩待峠から2時間半で東電小屋に着く。東電小屋の裏手から、いよいよヤブ尾根に取り付く。一列になって、適当にトップを交代しながら登ってゆく。久しぶりのヤブ漕ぎだが、みんな気負ったふうもなく、当たり前のようにガシガシとヤブを漕ぎ分けていく。さっきまで尾瀬ガ原を歩いていた時とは、みんな目の色と身のこなしが違う。おしゃれなハイカーたちで賑わう尾瀬ガ原では僕らの地味な格好とでかいザックは何だか浮いてしまっていたが、ひとたびヤブに入れば、勝手知りたるオイラの世界、なのである。
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ほーや
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ヤブの植生は、初めはブナ系、1653mピョコあたりからシラビソ系とダケカンバに変わった。下草は笹ヤブ。大した濃さではなく、予定より大分速く進む。しかしサイト予定地の与作岳東1810mベロに乗ったとたん、強烈なネマガリ竹のモロヤブとなり、バキバキっ!ボキボキっ!と、凄い音をたてて前進することになる。うーん、今日は初日だし、無理せずこの辺でサイトしようか、と、いうことで、広大なベロの真ん中あたりの樹林中に下草の薄いところを見つけてツェルトを張った。ツェルトを張って落ちついたとたんにパラパラ雨が降りだした。従って、カマドはせずにガスコンロで飯を炊く。おかずはビーフシチューであった。動けなくなるくらい鱈腹食って、酒を飲んで歌を唄って、今日の行動を振り返る。ヤブ中のメンバーの行動の頼もしさは予想以上だった。社会人としての自分の普段の生活態度のだらしなさから、ワンゲルOB、OGだからといって、その体力は過信すまいと計画段階では考えていた。しかし、全くの杞憂であった。このメンバーなら、かなり楽に計画をこなせるであろう。
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何忘れたの?
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重い遥かな来ただけの...
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